ピトレティカ研究員が語る「 JAG OUT(ジャグアウト) 」 に込めた想いとは
“シワ髪※1”に着目!
ピトレティカ研究員が語る 世界初の技術を応用した新ヘアケアライン
「 JAG OUT(ジャグアウト) 」 に込めた想いとは

タカラベルモントの新発見「Hair Medulla Care※2」技術を、世界で初めて応用したヘアケア製品「JAG OUT」がついに誕生!ピトレティカブランドの誕生から共に歩み、育んで来たピトレティカ研究員の小川がヘアケア研究最前線の現場から語ります。
※1 エイジングの進んだ毛髪に日常的なダメージが加わった状態
※2 世界初、空洞化した毛髪の芯部・Medulla(メデュラ)にアプローチし、深部まで整えるケア
※1 エイジングの進んだ毛髪に日常的なダメージが加わった状態
※2 世界初、空洞化した毛髪の芯部・Medulla(メデュラ)にアプローチし、深部まで整えるケア
“毛髪構造” は大きく3つに分けられる
Interviewer:まずは、予備知識として毛髪構造について教えてください。
小川:毛髪は、表層から「キューティクル」、「コルテックス」、「メデュラ」の3層構造から成り、巻き寿司に例えると分かりやすいと思います。まず「キューティクル」は、巻き寿司の「海苔」に当たる部分です。毛髪表面を覆う組織で、毛髪内部を守り、手触りにも大きな影響を与えています。その内側の「コルテックス」は、巻き寿司の「お米」に当たる部分です。毛髪の約9割を占める繊維状の組織で、柔軟性や太さなど、大きく関与しています。その更に内側、髪の中心部分に存在する「メデュラ」は、巻き寿司の「具」に当たる多孔質の組織ですが、明確な役割は未だ分かっていません。新製品のジャグアウトは、今までスポットライトがあまり当たっていなかった「メデュラ」の部分にもフォーカスしながら、研究開発を進めてきました。
小川:毛髪は、表層から「キューティクル」、「コルテックス」、「メデュラ」の3層構造から成り、巻き寿司に例えると分かりやすいと思います。まず「キューティクル」は、巻き寿司の「海苔」に当たる部分です。毛髪表面を覆う組織で、毛髪内部を守り、手触りにも大きな影響を与えています。その内側の「コルテックス」は、巻き寿司の「お米」に当たる部分です。毛髪の約9割を占める繊維状の組織で、柔軟性や太さなど、大きく関与しています。その更に内側、髪の中心部分に存在する「メデュラ」は、巻き寿司の「具」に当たる多孔質の組織ですが、明確な役割は未だ分かっていません。新製品のジャグアウトは、今までスポットライトがあまり当たっていなかった「メデュラ」の部分にもフォーカスしながら、研究開発を進めてきました。
世界初の技術 “Hair Medulla Care” で髪の芯へ補修成分を届ける
Interviewer:世界初新テクノロジー 「Hair Medulla Care※2」とはどのような技術でしょうか?
Hair Medulla Careリリース▸▸
※2 世界初、空洞化した毛髪の芯部・Medulla(メデュラ)にアプローチし、深部まで整えるケア
小川:毛髪の内部構造を直接的に観察し多角的に解析する、当社独自手法を開発したことから、「Hair Medulla Care」に繋がる本格的なメデュラ研究がスタートしました。従来の輪切りに比べて多くの情報を得られるこの手法によって、メデュラで生じる構造変化を鮮明に捉えることに、世界で初めて成功したのです。
そして、この観察技術を活用しながら研究を進める中で、メデュラに対して特定のエフェクター成分(毛髪補修成分)とキャリア成分(浸透促進成分)を作用させると毛髪が芯から満たされ、見た目まで美しくすることができる、という現象を掴んだことから、「Hair Medulla Care」技術が誕生しました。この、世界に誇る毛髪観察技術と、当社が発見した成分の組み合わせが“世界初”の大きなポイントとなります。
キューティクルやコルテックスを中心に語られていた頭髪化粧品の概念が、近い将来変わっていくかもしれない、非常に可能性と期待に満ち溢れた、興味深い発見だと考えています。そして今後、当社のヘアケアブランドをはじめ、他のカテゴリーにおいても応用が期待されております。
Interviewer: 今回、この技術を応用し、世界で初めて製品化したのがピトレティカの「JAG OUT(ジャグアウト)」です。ジャグアウトに含まれている「フィブリルケラチン※3」とは、どういったものでしょうか。
※3 加水分解ケラチン(羊毛)毛髪補修
小川: 毛髪にとって非常に重要な成分として有名な「ケラチン」ですが、一般的に化粧品に使用される「ケラチン」というのは、羊の毛を化学処理して得られたものを使用していることをご存じでしょうか?同じ羊毛を使っていても、その処理方法の違いによって得られる性質やその効果も大きく変わってくるため、「ケラチン」に着目したさまざまな製品が開発されています。今回着目した「フィブリルケラチン」は、ケラチンの中でもより強度の高い部分に由来したもので、毛髪を形作る「骨」となるような性質を持っています。この成分が、「Hair Medulla Care」の技術によりメデュラまでアプローチし、毛髪深部まで満たすことで、ゆがみの無い均一な髪の状態に整えます。
Hair Medulla Careリリース▸▸
※2 世界初、空洞化した毛髪の芯部・Medulla(メデュラ)にアプローチし、深部まで整えるケア
小川:毛髪の内部構造を直接的に観察し多角的に解析する、当社独自手法を開発したことから、「Hair Medulla Care」に繋がる本格的なメデュラ研究がスタートしました。従来の輪切りに比べて多くの情報を得られるこの手法によって、メデュラで生じる構造変化を鮮明に捉えることに、世界で初めて成功したのです。
そして、この観察技術を活用しながら研究を進める中で、メデュラに対して特定のエフェクター成分(毛髪補修成分)とキャリア成分(浸透促進成分)を作用させると毛髪が芯から満たされ、見た目まで美しくすることができる、という現象を掴んだことから、「Hair Medulla Care」技術が誕生しました。この、世界に誇る毛髪観察技術と、当社が発見した成分の組み合わせが“世界初”の大きなポイントとなります。
キューティクルやコルテックスを中心に語られていた頭髪化粧品の概念が、近い将来変わっていくかもしれない、非常に可能性と期待に満ち溢れた、興味深い発見だと考えています。そして今後、当社のヘアケアブランドをはじめ、他のカテゴリーにおいても応用が期待されております。
Interviewer: 今回、この技術を応用し、世界で初めて製品化したのがピトレティカの「JAG OUT(ジャグアウト)」です。ジャグアウトに含まれている「フィブリルケラチン※3」とは、どういったものでしょうか。
※3 加水分解ケラチン(羊毛)毛髪補修
小川: 毛髪にとって非常に重要な成分として有名な「ケラチン」ですが、一般的に化粧品に使用される「ケラチン」というのは、羊の毛を化学処理して得られたものを使用していることをご存じでしょうか?同じ羊毛を使っていても、その処理方法の違いによって得られる性質やその効果も大きく変わってくるため、「ケラチン」に着目したさまざまな製品が開発されています。今回着目した「フィブリルケラチン」は、ケラチンの中でもより強度の高い部分に由来したもので、毛髪を形作る「骨」となるような性質を持っています。この成分が、「Hair Medulla Care」の技術によりメデュラまでアプローチし、毛髪深部まで満たすことで、ゆがみの無い均一な髪の状態に整えます。
“シワ髪”へと繋がってしまう原因の多くは、濡れた髪の放置だった
Interviewer:そもそも「シワ髪」とはどのような状態の髪を指しますか。
小川:表面から内部まで深刻なダメージが進み、髪の形がゆがむ現象を「シワ髪」と定義しました。ひとことで言えば、「ハイダメージ毛」ですが、そのダメージの種類に特徴があります。ダメージと言うと、ブリーチなどが原因とイメージされる方が多いと思いますが、実は、髪が濡れているときの「熱」や「摩擦」の蓄積が、毛髪を深部まで傷つけ、シワ髪発生に特有のダメージ要因となっていることが実験から分かりました。特に、エイジング世代の方々は、元々キューティクルが脆弱な状態にあるため、この「シワ髪ダメージ」を、日常的に顕著に受けやすくなっています。その結果、極度に毛髪が疲労してしまい、「シワ髪」となって現れる。それが、今まで考えられていたブリーチなどによるハイダメージ毛とは異なる部分です。
Interviewer:美容師の方から「濡れた髪を放置すると傷みますよ」とよく言われますが、想像以上にダメージを受けていたんですね。
小川:まさにその通り。「私はカラーやパーマをしてない」という方でも、日々の過ごし方によっては、想像以上のダメージが蓄積してしまうことになります。特に、「髪を乾かさずに寝る」、「濡れた髪にアイロンを引く」などの行動に身に覚えがある方は要注意です。日常の何気ない行動が、いずれ髪の疲労骨折である「シワ髪」を招いてしまうかもしれません。
小川:表面から内部まで深刻なダメージが進み、髪の形がゆがむ現象を「シワ髪」と定義しました。ひとことで言えば、「ハイダメージ毛」ですが、そのダメージの種類に特徴があります。ダメージと言うと、ブリーチなどが原因とイメージされる方が多いと思いますが、実は、髪が濡れているときの「熱」や「摩擦」の蓄積が、毛髪を深部まで傷つけ、シワ髪発生に特有のダメージ要因となっていることが実験から分かりました。特に、エイジング世代の方々は、元々キューティクルが脆弱な状態にあるため、この「シワ髪ダメージ」を、日常的に顕著に受けやすくなっています。その結果、極度に毛髪が疲労してしまい、「シワ髪」となって現れる。それが、今まで考えられていたブリーチなどによるハイダメージ毛とは異なる部分です。
Interviewer:美容師の方から「濡れた髪を放置すると傷みますよ」とよく言われますが、想像以上にダメージを受けていたんですね。
小川:まさにその通り。「私はカラーやパーマをしてない」という方でも、日々の過ごし方によっては、想像以上のダメージが蓄積してしまうことになります。特に、「髪を乾かさずに寝る」、「濡れた髪にアイロンを引く」などの行動に身に覚えがある方は要注意です。日常の何気ない行動が、いずれ髪の疲労骨折である「シワ髪」を招いてしまうかもしれません。
-
左から順番に、ピトレティカ BS サロンケア 01、ピトレティカ VS サロンケア 02 ジャグアウト、ピトレティカ VS サロンケア 03 ジャグアウト、ピトレティカ BS サロンケア 04、ピトレティカ VS サロンケア MC バウンス、ピトレティカ VS サロンケア MC タイト、ピトレティカ BS サロンケア 04 キャリーオン
ふわとろクッション泡で髪を包み込みながら洗うジャグアウトのホームケア
Interviewer: ホームケアについてご紹介ください。
小川:「シワ髪」は髪が濡れているときのダメージによって進行しやすいので、濡れた状態で洗浄剤をつけてこする、というシャンプー行為には、実はとても注意が必要です。ジャグアウトのシャンプーは、3Dスフィアポリマー(ポリクオタニウムー52)という小さな球状の毛髪保護成分を配合することで、シャンプー時の髪と指の間にクッションを作り、まるで髪に触れていないような感覚で摩擦を少なく洗い上げられるように設計しています。ふわふわとろとろのクッション泡で髪を包み込みながら洗う体験を、みなさまにも一度味わってほしいです。
トリートメントは、保湿力の高いオイル成分を中心に処方設計をしています。特に、サロンケア03と共通で配合しているメルティバターオイル※4成分は、硬くてこわばった状態のシワ髪を、しなやかでやわらかな手触りに整えてくれます。不飽和脂肪酸を中心に構成される、熱で溶けやすい成分のため、ドライヤーの熱によってさらに均一に髪に浸透・定着してくれます。「濡れ髪」を放置せずにきちんと乾かすことで、さらにまとまり、扱いやすい髪に補修していけるのです。ドライヤーの熱を味方につけて、きれいな状態でおやすみ頂きたいですね。
※4 ポリリシノレイン酸ポリグリセリルー6(毛髪補修)/トリートメント(補修成分)、オレイン酸グリセリル/サロンケア03(毛髪補修)
小川:「シワ髪」は髪が濡れているときのダメージによって進行しやすいので、濡れた状態で洗浄剤をつけてこする、というシャンプー行為には、実はとても注意が必要です。ジャグアウトのシャンプーは、3Dスフィアポリマー(ポリクオタニウムー52)という小さな球状の毛髪保護成分を配合することで、シャンプー時の髪と指の間にクッションを作り、まるで髪に触れていないような感覚で摩擦を少なく洗い上げられるように設計しています。ふわふわとろとろのクッション泡で髪を包み込みながら洗う体験を、みなさまにも一度味わってほしいです。
トリートメントは、保湿力の高いオイル成分を中心に処方設計をしています。特に、サロンケア03と共通で配合しているメルティバターオイル※4成分は、硬くてこわばった状態のシワ髪を、しなやかでやわらかな手触りに整えてくれます。不飽和脂肪酸を中心に構成される、熱で溶けやすい成分のため、ドライヤーの熱によってさらに均一に髪に浸透・定着してくれます。「濡れ髪」を放置せずにきちんと乾かすことで、さらにまとまり、扱いやすい髪に補修していけるのです。ドライヤーの熱を味方につけて、きれいな状態でおやすみ頂きたいですね。
※4 ポリリシノレイン酸ポリグリセリルー6(毛髪補修)/トリートメント(補修成分)、オレイン酸グリセリル/サロンケア03(毛髪補修)
Interviewer:ジャグアウトを通じて、伝えたい言葉は?また今後の展望をお聞かせください。
小川:ジャグアウトの開発にあたっては、「シワ髪」という着眼点をもって、今まで何を使っても望んだ仕上がりにならなかった・・・そんな、ヘアケアジプシーの方々に救いの手を差し伸べられたら、という一心で取り組みました。その想いが結集した渾身のプロダクトです。
ピトレティカブランドを通じて、人それぞれの「私らしさ」を見つけることで、キラキラ輝く女性を演出するお手伝いが出来ればと思っています。
今年の10月には、新ライン「JAG OUT(ジャグアウト)」を拡充していく予定ですので、楽しみにしていてください!
小川:ジャグアウトの開発にあたっては、「シワ髪」という着眼点をもって、今まで何を使っても望んだ仕上がりにならなかった・・・そんな、ヘアケアジプシーの方々に救いの手を差し伸べられたら、という一心で取り組みました。その想いが結集した渾身のプロダクトです。
ピトレティカブランドを通じて、人それぞれの「私らしさ」を見つけることで、キラキラ輝く女性を演出するお手伝いが出来ればと思っています。
今年の10月には、新ライン「JAG OUT(ジャグアウト)」を拡充していく予定ですので、楽しみにしていてください!

ルベル事業部
化粧品研究開発部 第一研究所
小川 俊介(おがわしゅんすけ)
< PROFILE >
2014年入社。ヘアケア製品担当。
入社以来ピトレティカの開発を行う。
SEE/SAW(LebeL)開発他、“ヘッドスパを科学する”生体科学研究にも従事している。