導入サロンインタビュー
<サロンプロフィール>
・会社名 有限会社 i-dee
・代表取締役 松岡 真 様
・鳥取市内に4店舗
・スタッフ数 36名
・2000年3月オープン
「月額6万円で、ミスをしない"スタッフ"がいる感覚」
——セルフレジ導入で、若手スタッフのストレスとレジミスをゼロにした美容室の選択
導入前の課題
——「10円のレジミス」が、店の空気を変えてしまう
——LinQ Rece導入前は、どのような課題を感じていましたか?
松岡社長: メンズサロンのfeloは、20代前半の若いスタッフが
中心なんです。彼らに現金管理やレジ締めを任せること自体が、
大きな負担になっていました。「5回確認する」というルールを設けていたんですが、それでも月に1回くらいは
10円、100円のレジミスが出てしまう。たった10円でも、原因を突き止めるために伝票を全部見返したり、床に落ちていないか探したりで30分以上かかることもあって。
その間、店全体の空気がどんよりしてしまうんですよね。
——それは精神的にも大きいですね。
松岡社長: ええ。金額の問題というより、スタッフの気持ちの問題なんです。
若い子たちが「自分のせいかもしれない」とプレッシャーを感じてしまう。
本来は技術や接客に集中してほしいのに、レジ締めのストレスがそれを邪魔していました。
導入のきっかけ
——同業者の"生の声"が決め手に
——セルフレジの導入を決めたきっかけは何でしたか?
松岡社長:知り合いの方から、「レジ締めのストレスがすごくなくなる、すごくいいよ」と直接聞いたんです。現場で実際に使っている人の評価だったので、これは間違いないなと。
もうひとつは、メンズサロンのfeloをオープンするタイミングが重なったことです。POSの導入が必要になったので、それなら思い切ってセルフレジが使えるシステムに変えようと。
以前使っていた他社POSシステムには不満はなかったんですが、当時はセルフレジ機能が要件を満たしていなかった。正直に言えば、「セルフレジを使いたいがために、POSごとLinQ2に入れ替えた」 というのが本音です。
——システムの切り替えに対して、スタッフの反応はいかがでしたか?
松岡社長: やっぱり一番のネックは「今までのやり方が一から変わること」への抵抗感ですね。ただ、うちは若手中心の店舗だったので、適応は早かったです。だいたい1ヶ月くらいで新しいオペレーションに慣れて、スムーズに回るようになりました。
"レジ待ち"ほぼゼロ
松岡社長: feloは客単価よりも回転数を重視しているんですが、土日は1日30名以上のお客様が来店されます。
それでもレジで詰まることはほぼありません。QR決済やタッチ決済だと、1人あたり1分もかからずに完了しますから。
——決済手段の割合は店舗によって違いますか?
松岡社長: はい、ターゲット層で変わりますね。学生さんが多いfeloは親御さんから現金をもらって来る子が多いので
「現金60%・キャッシュレス40%」。社会人がメインの本店は「現金40%以下・キャッシュレス60%以上」です。
投資対効果—「ミスしないスタッフがそこに働いているイメージ」
——費用面についてはいかがですか?
松岡社長: 月額6万円で"ミスしないスタッフがそこに働いている"みたいなイメージですよね。
時間短縮とスタッフのストレス軽減を考えれば、十分に投資に見合っていると思います。
導入後の効果
——評価は「100点満点中100点」
松岡社長: 100点満点中100点です。
私自身も毎週土曜日にfeloへ入っているので、現場の稼働状況は直接見ています。その上での評価です。
レジ締め作業の解消と現金トラブルの撤廃
松岡社長: 機械トラブルを除けば、レジミスが物理的に発生しなくなりました。
スタッフが現金に触れる機会がなくなって、レシートの現金有高を確認するだけで済む。
美容師って施術中に手が汚れるじゃないですか。
その状態でお金を触らなくて済むのは、衛生面でもありがたいですね。
現金の回収も、事務員が入金するだけのシンプルなフローになりました。
おすすめの規模感
——「スタッフ3名〜10名未満の店舗がベスト」
——セルフレジ導入に最適なサロン規模はありますか?
松岡社長: 実体験から言うと、スタッフ3名〜10名未満ですね。10名以上になるとお客様の数も増えて、会計のタイミングが重なるのでレジが2台、3台と必要になってくる。もしセルフレジ1台だけだと行列ができてしまって機能しません。結局、有人レジや現金を併用することになるとメリットが薄れてしまうので、1台でスムーズに回せる規模がベストだと思います。
松岡社長: 採用に関しては、新卒の学生さんはサロンでのレジ締めの苦労を知らないので、セルフレジがあることを伝えてもそこまで響かないですね。ただ、他店でレジ締めの苦労を経験している中途スタッフには「レジ業務がない」というのは非常に喜ばれます。明確なアピールポイントになっています。
編集後記「店舗ごとにコンセプトが違うから、セルフレジが必要な店と必要でない店がある」——松岡社長の言葉には、自社の経営方針に基づいた明確な判断基準がありました。導入効果を「100点満点中100点」と評価いただく。テクノロジーの導入は"すべての店舗に一律"ではなく、"各店舗の価値に合わせて"こそ最大の効果を発揮する——そのことを体現しているサロン様でした。