Chacolle

広がりの想像

店名の「Chacolle」には【charm】（魅力）と【collect】（集まる）という言葉を掛け合わせ、一人一人の魅力が集まる場所になってほしいという願いが込められている。オーナーからは一人一人にあったサービスの提供と感染症対策も兼ねて、全席半個室にしたいという要望があった。
鰻の寝床のような細長いテナント形状を活かし、長手方向に客席を並べるレイアウトを採用。半個室の客席を作るためのパネルはW300とW450を混合し席ごとに変化をつけて配置。視線を遮りつつも隙間を作り圧迫感のない広がりのある半個室を提案した。柱型を連続させ壁面に凹凸を作り、正面から見えない隙間部分から自然光を取り入れることで水平方向の広がりが期待でき、時間帯による変化が感じられる構成とした。素材は主に温かみのある合板と堅牢な印象のフレキシブルボードで、適度な緊張感と安心感を共存させた。ミラーによる視覚効果で実際より遥かに広く感じられ、非日常で特別感のある体験を提供できる空間を意識した。